腎臓病に良い食べ物はある?管理栄養士がわかりやすく解説します

1. 腎臓病に良い食べ物はあるの?と困っている方へ

腎臓病と診断されると、まず悩むのが日々の食事です。
「腎臓に良い食べ物はあるのか?」というのは、多くの方が一度は抱く疑問です。
一般的には身体にいいとされる食べ物でも、腎臓病では当てはまらないことも多く、混乱してしまうこともあります。
この記事では、腎臓病の方向けレシピサイトを運営するウェルネスダイニングの管理栄養士が、
その疑問にお答えしながら、腎臓への負担をやわらげるために気をつけたい栄養素についてもご紹介します。
≫腎臓に負担をかけないレシピを見る

2. 腎臓病に良い食べ物はあるの?

結論からお伝えすると、「これを食べれば腎臓病が良くなる」という食べ物はありません。
ただ食事を見直すことで、腎臓への負担を減らし、進行をゆるやかにすることは可能です。大切なのは、腎臓に負担をかけない食事を続けていくことです
今までとは全く違う食事をしなければいけないと考えている方がいるかもしれませんが、量や調理法を工夫することで、意外と食べられるものは多くあります。
レシピも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

3. 腎臓病の方におすすめの食材をご紹介

腎臓に負担をかけないために、塩分・たんぱく質・カリウムが少ない食材、たんぱく質を抑える分カロリー不足にならないようにカロリーアップできる食材がおすすめです。
なお、おすすめ食材も量を調整しながら取り入れましょう。

豚バラ肉、鶏もも肉、牛バラ肉

豚バラ肉、鶏もも肉、牛バラ肉がおすすめです。

ポイント

赤身よりも脂身が多い部位のほうがたんぱく質が少なく、カロリーも摂れるため腎臓病の方におすすめです。

≫豚バラ肉を使ったレシピを見る
≫鶏もも肉を使ったレシピを見る
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タラ、鮭、サバ

タラ、鮭、サバがおすすめです。

ポイント

赤身魚より白身魚や青魚の方がたんぱく質が少ないので、腎臓病の方におすすめです。

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野菜

なす、もやし、玉ねぎ、きゅうり、キャベツ

なす、もやし、玉ねぎ、きゅうり、キャベツがおすすめです。

ポイント

葉物野菜や根菜にはカリウムが多い傾向なので避けましょう。

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≫もやしを使ったレシピを見る
≫玉ねぎを使ったレシピを見る
≫きゅうりを使ったレシピを見る
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4. 腎臓病の方におすすめの調理時の工夫をご紹介

水にさらす・茹でこぼす

水にさらす・茹でこぼす

野菜や果物に多く含まれるカリウムは水に溶ける性質があります。水にさらす、茹でこぼすことで、カリウムが多い食材もカリウムの量を減らし、カリウムが少ない食材は更にカリウム量を減らすことができます。
茹で汁にカリウムが多く含まれるので使用しないようにしましょう。
≫水にさらす・茹でこぼすレシピを見る

炒める

炒める

たんぱく質を抑えながらカロリーアップできます。
ごま油やオリーブオイルを使うと風味やうま味が加わり、減塩しながらも美味しく仕上がります。
≫炒めるレシピを見る

揚げる

揚げる

たんぱく質を抑えながらカロリーアップできます。
また衣をつけることでボリュームアップでき、あんかけにするとろみで味が絡みやすくなり、塩分控えめでもしっかり味を感じやすいです
≫揚げるレシピを見る

上記以外の食材でもウェルネスレシピを参考にすれば
腎臓に負担をかけない食事が作れます!

たんぱく質・塩分・カリウム・リンを調整した、腎臓病の方向けのレシピです。
「たんぱく制限しているとどのくらいの量にしていいか分からない」
そんな方に動画や、写真で分かりやすく、栄養成分値も記載したレシピのご紹介です。

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