「自宅で毎日調理をするのが大変!外食やできあいのものもたまには食べたい!」そんなときもありますよね。食事制限があっても、選び方のコツを抑えて外食やお惣菜をうまく取り入れましょう!
外食編
定食屋さんに行った場合
定食は、パッと見て何をどの位食べたかがわかりやすいため、自分で量の調節がしやすい食事になります。しかし、使われている肉や魚は家庭で作るものより量が多いかと思います。
時に最後の一口、一切れを残したりすることも必要ですので、最初にどのくらいの量がお皿に乗っていたのか把握しておきましょう。
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主菜には揚げ物を選んで、しっかりカロリーアップしてください。ソースがある場合は別添えにしてもらい、【かけずにつける】ことが減塩につながります。ソースがなくてもOKという方はレモンを絞って香りを楽しみましょう。
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魚には上から醤油をかけないように気をつけましょう。魚の皮をよく焼いてもらい、香ばしさをプラスすることで塩味を足さなくても美味しく食べることができます。予めついている下味や素材本来の味を感じてくださいね。
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必ずと言っていいほどついてくる汁物は具だけを食べ、汁は飲み干さないように気をつけてみましょう。
これだけで約1g程の塩分カットにつながります。
また、口直しは「漬物」ではなく、水やお茶を飲むようにしましょう。
紅茶や麦茶、ウーロン茶等の【茶色いお茶】は比較的カリウムが少ない飲み物ですので、緑色のお茶よりこちらを選んでくださいね。
洋食屋さんに行った場合
たんぱく源が多く使われるメニューが多めです。
その分、カリウムやリンの摂取量も上がりがちに・・・
1食頼んでも全て食べきらないように意識してくださいね。
複数人で行き、様々なメニューを少しずつシェアすると楽しいでしょう!
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洋食屋さんのオムライスには1食あたり、卵が3個使われることもあるようです。 卵の使われる量が多いため、たんぱく量が増えてしまいます。
また、中に入っているケチャップライスも塩分量が多いため、注意してください。 ケチャップを別添えにしてもらったり、もしくは自身で取り除けると良いでしょう。
1食全部食べてしまうよりも、誰かとシェアすることをおすすめします。 -
一番小さなものでもかなりの重量になるため、たんぱく質がオーバーしてしまう可能性大です。
頼んだものの1/3程度残せるとよいでしょう。
部位が選べる際は脂身がしっかりついているサーロインや肩ロースなどの部位を選びましょう。
さらに輸入牛に比べると和牛の方が高カロリーです。
時々奮発して和牛のステーキはいかがでしょうか。
ソースは別添えにしてもらい、つけて食べることをおすすめします。ソース以外にはわさびで楽しむこともオススメです。洋食屋さんにももしかしたら西洋わさびなら置いているかもしれないので、定員さんに聞いてみるのも良いかもしれません。
セットでスープがついていたら、控えめにして塩分を制限しましょう。
中華屋さんに行った場合
中華料理はしっかりと油を使うものが多く、カロリーアップには最適です。
しかしながら、塩分量も多くしっかりとした味付けのものが多いため、少し工夫しながら食べるようにしましょう。
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1杯に含まれる塩分は約6g。これは塩分制限がある方の1日分の塩分量と同等です。
しかしその多くはスープに含まれているため、食べ進める時はスープを器の端でしっかりと切り、最後にもスープを飲み干さないようにしましょう。
野菜がたっぷり入ったタンメンはオススメですが、スープには野菜から多くのカリウムが流れ出ています。 こちらもしっかりとスープを切り、具材だけ食べるように意識しましょう。 その他、チャーシューや煮卵は何日もタレに漬けこんで作ることが多いため、中までしっかりと塩分が入っています。
さらに、たんぱく量もオーバーしてしまう可能性がありますので、注文の際にはチャーシューがたっぷり乗ったものは避け、煮卵のトッピングも我慢した方がいいかもしれません。 -
餃子はひき肉にリンが多く含まれているため、○個までと量を決めてから食べ始めましょう。 他にラーメン等も食べる場合は2・3個にしておきましょう。
またつけだれは醤油ではなく、「酢」「こしょう」「ラー油」などで塩分をカットすると良いでしょう。
アツアツのものなら、何もつけなくても下味で十分おいしいですよ。 -
麻婆豆腐のような大皿でくるものは自分の食べる分だけ予め小皿に取り分けておきましょう。
豆腐もたんぱく源ですので、食べ過ぎには注意が必要です。 ごはんと合わせて食べることで、おかずだけに偏らないように意識しましょう。
よりたんぱく制限をされたいという方は、麻婆茄子にすることもオススメですよ。
コンビニ編
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おにぎりは1つあたり塩分が1g~2g程あり、ものによっては2つ食べると塩分が多くなってしまう場合があります。
えびマヨやツナマヨなどのマヨネーズで味付けしているものは比較的塩分が低く、かつカロリーも高めのためオススメです。五目おにぎりやわかめおにぎりなどの味付きごはんは塩分が高めのため、選ぶ際には「おにぎり×おにぎり」ではなく、「おにぎり×菓子パン」と組み合わせると塩分も抑えられ、カロリーも摂ることができます。
また、「菓子パン×サンドイッチ」もオススメ。サンドイッチは野菜やたんぱく質が取れますが、300kcal程度と低カロリーなため1つだけではエネルギー不足になることも。菓子パンとあわせてしっかりエネルギーを確保しましょう。
お弁当を選ぶ時はたんぱく質が多くなりすぎないために、なるべく品数の多いもので、肉・魚のメインが1つか2つの副菜の種類が豊富なお弁当を選んでみてください。
汁があるラーメン・うどんは汁を残して塩分を制限しましょう。あんかけやきそばも「あん」を残して塩分カットを心がけましょう。 -
生野菜はカリウムが多いため、サラダを選ぶ時は「温野菜のサラダ」にするか、「玉ねぎ・キャベツ・レタス・キュウリ」などのカリウムが少ない野菜が多めのものを選びましょう。また、海藻にはカリウムが多いため入っていたら残すようにしましょう。
コンビニやスーパーで売られているサラダは、ドレッシングが外付けされているものが多いですよね。
サラダ自体は塩分控えめですが、ドレッシングで塩分が多くなってしまうため、使う量は半分までにしましょう。
また、自分でドレッシングを用意するときは、表示を見て塩分が少なめのドレッシングを選んでみてください。
「マヨネーズ・フレンチドレッシング・ごまドレッシング」がオススメです。ノンオイルのドレッシングは意外と塩分が高めなので注意が必要です。
最近だと減塩ドレッシングも多くみられますのでぜひ探してみてください。また、ポテトサラダやマカロニサラダを生のサラダに少し加えると、ドレッシングなしでも食べることができますよ。 -
おでんを選ぶ際のポイントは「練り物は1個まで」。
ちくわ・はんぺん・つみれ・さつま揚げは1つで塩分が0.5g~1.5g程なのでたくさん食べてしまうと塩分の摂りすぎに。これらはどれか1つにして、大根やこんにゃく・しらたきとあわせて食べるのがオススメです。
卵やもち巾着はたんぱく質が高めなのでこれらも1個までとすると良いでしょう。
また、汁にも塩分はたくさん含まれているため、飲まずに残しましょう。コンビニだと自分で容器を選べるところが多いため、サイズが小さい容器にして汁がたくさん入らないようにすることもコツです。 -
ホットスナックは基本的に全て高たんぱくで塩分高めなので、お腹がすいたときの間食として食べるのはNGです。
フライドチキンやから揚げ・コロッケなどは食べるのであれば、3食のうちのおかずとして取り入れましょう。
おかずとして取り入れづらいポテトフライ・アメリカンドック・フランクフルトは、間食として食べるのであればカットしたりして一人で全部ではなく、家族や周りの人とシェアできると良いですね。
またいずれのホットスナックもたんぱく質メインなので、ごはんやサラダとあわせてバランスよく野菜を取ることも忘れずに。